7月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

 

 

先日の保育参観には、お忙しい中たくさんの方々にお集まり頂き、ありがとうございました。

 4月には「ママに会いたい」と泣いていた年少組さんでしたが、この参観では先生の指示に従い、名前を呼ばれると元気に返事をしていました。振り付きの歌を合唱し、その姿は一瞬一瞬を一生懸命に生きている様子が伝わってきました。保護者の方にはどうか「できた、できない」とまわりのお子さんと比較しないで、今のあなたは100%だよと喜んで認めてあげて下さい。

 

  毎朝保育室から「やったー!!」とおたけびが聞こえてくるのは着替え・朝の会が終わって園庭に出かける時なのです。体を動かし、心を動かし、みんなで遊ぶことは楽しいけど、自分の思い通りばかりも進みません。ケンカや失敗から学ぶことはたくさんあります。保護者の方が身につけてほしいと願っている「思いやり(相手の立場や気持ちを理解する)」は人と人との間のたくさんのちょっぴり悲しい経験からこそ生まれ、将来、心の深い人になっていくのです。

 

 黄色バッチになった年長組は、「手伝うよ」に満ち溢れています。毎日、日替わりのクラスでの当番活動はもちろん、先生が重いものを持っていれば「いっしょにもとうか」ケガしたお友だちを「だいじょうぶ」と先生のところまで連れてくるなど、人のために役立っている自分から自信がつき、自己こうてい感につながります。認めてくれた大人からの「よかったわ。ありがとう。助かったわ」は子どもたちにとっては1番の栄養

 以下、各学年からいただいた感想です。

年長組 さくら

*合唱では緊張して恥ずかしがっている我が子やニコニコ笑っている子、リズムをとりながら歌っている子先生をしっかり見て歌っている子、それぞれの表情を見ることが出来ました。皆んなで一緒に歌っている姿は楽しさ、感動が倍になるなと感じました。運動では鉄棒をしている姿を見たことがなかったのですが、あんなに前回りをくるんとしてる姿を見ると成長したなと思い、逆上がりが出来るように公園などに練習へ行きたいと思いました。室内保育でダンボールで〝大きなおうちを作ったり、絵の具で糸を染めてラーメン屋さんごっこをしたり、家では出来ないことを学んでると思うとありがたく思いました。〟

*合唱では先生の指示を見て歌う姿勢になったり、声の大きさを変えるなど、ただ歌うだけでなく、しっかりと先生を見て歌う姿に成長を感じました。体操では、奇跡的に晴れて、お外で元気いっぱいに体操をしているところを見られてよかったです。普段鉄棒をやらないのに、怖がらずに軽々と前まわりをする姿には驚きました。体操の時間に熱心に指導して頂いたおかげです。ありがとうございます。アートでは家で「これを作っているんだよ」と話しだけは聞いていましたが、実際に見たら想像以上の大作でびっくりしました!設計図をもとにお友達と意見を出し合いながらこんなに大きい作品を完成させたんだなと感動しました。小学生に向けて、これからもたくさんのことを学び成長していく姿がとても楽しみです。今回もとても素晴らしい保育参観でした。先生方、ありがとうございました。

年中組 うめ

*父母で参加させて頂きましたが、普段、お友達と関わる様子や園での様子を見ることが少ない父はあぁ、こんなふうに遊んでいるんだ、あぁこんなにお友達と楽しそうに関わっているんだ、と娘の成長に感動しておりました。

*年少さんの頃よりも内容もより充実し、成長をたくさん見ることができました。子どもも何日も前から「あと何回寝たら保育参観?ママ来る日?」と楽しみにしており、当日の朝は「今日はわかめになってね!サメから守ってね!」とあらかじめ教えてくれていました。(笑)

年少組 ちゅうりっぷ ゆり

*入園からはや二ヵ月。不安におしつぶされ今にも泣きそうな顔で登園していた顔を今でも鮮明に覚えています。幼稚園でこんなくらい大きな声でお返事できるんだよとやってみせてくれました。正直、ひよこらんど時代、一度も返事どころか手もあげられなかった子なので、半信半疑でしたが、昨日はとても大きな声でお返事できていてびっくりしました。小さな変化が大きな成長につながったなと感心しました。いつも私のそばにいた子が私の知らない所でいろいろ経験し、考えがんばっている姿を想像すると胸があつくなりました。

*挨拶や歌だけでなく、園庭で活き活きと運動する子供の様子がみられたのが非常に良かった。また園内の日常生活の報告が担任の先生からあり、子供の成長の様子が伝わってきました。親としては非常に貴重な体験となりました。