1月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

新年あけましておめでとうございます。

今年も各家庭に、良い事がたくさんあります様に、お祈り申し上げます。

理事長 鈴木 一光

園 長 千代田正美

教職員一同

さぁ、まとめの3学期だ!!と教職員皆で息が上がっていたところに、新型コロナ感染者の急増と、1都3県への緊急事態宣言のニュースでした。また生活の中でいろいろな制限がかかります。感染拡大状況を押さえきれない大人が作ってしまった社会に巻き込まれているのは、小さき弱き者たちです。子どもたちや老人・病弱者方のことを思うと切なくて心が痛くてたまらなくなります。自分が、そして家庭が出来ることを改めて確かめ、実行していきましょう。

さて、ステイホームの暮れからお正月でしたが、家の中や家族での発見はありましたか。私は仕事柄、家の書棚には絵本が多くあります。それをすべて読み直してみました。1冊1冊にはその絵本を手に入れた背景や思い出があり、ページをめくる度に感慨にふけりました。その中から1冊御紹介しましょう。

『オレ、カエルやめるや』(文 デヴ・ペティ、絵 マイク・ボルト、訳 こばやしけんたろう マイクロマガジン社)カエルの家族のお話です。

 

 

このように話は展開していきます。どうしても人はまわりの人の方が、自分よりずっと良く見えてしまいます。まわりが良くみえれば見えるほど、自分の嫌なところも見えてくるものです。子が成長する過程には必ず誰にでもありがちなことです。そのような時に、まわりの大人が「君は君のままで」を伝えたら、その子はどんなにか心強いことでしょうか。そんなことをこの本は教えてくれます。

この絵本の最後は「じゃあオレ、カエルになることにするや!」で終わります。子どもたちには「ありのままのあなたが好きです」のメッセージを伝え続けていくことが大事です。伝え続けたメッセージは自己肯定感となり、きっと豊かな人生を送れる糧となるはずです。

寒さや乾燥が続きます。お体を御自愛下さい。            園長 千代田正美

 

 

 

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