12月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

2学期も後半です。子どもたちは、それぞれの学年の発達に見合った友だちとの対話、物との対話、イメージの対話をしながらとても元気に遊んでいます。御家庭で集めて下さった廃材は大活躍です。

年少組 *子どもの夢をかなえる遊び展開

入園当初、トイレに行くまで廊下を走らないで行けるように先生方が工夫した〝忍者歩き〟でしたが、いつの間にか1番長く続いている遊びになっています。大きくなりたい。かっこよくなりたい。強くなりたい。との子どもたちの願いを〝忍者遊び〟をとおして、叶えてあげるのが、保育者のうでの見せ所です。手裏剣をたくさん腰袋に詰めたN君と私は園内パトロールに出かけました。

年中組 *体験のつながりをもつ遊びの展開

今年は氷川神社十日市も中止になりました。けれど園庭では〝うめぐみまつり〟が毎日のように開かれています。子どもたちそれぞれが関わっている店は1つ1つでも、そのそれぞれの体験を結びつけて関われるように配慮していくのが保育者の腕の見せ所です。私はマリオゲームの店に呼ばれました。M君はゲームに不慣れな私に10分間かけてボタンの位置や押すタイミングをしっかり説明してくれました。

年長組 *話し合いから生まれる遊びの展開

自分と同じ興味をもった友だちとの〝探る〟がある遊びは年長らしいものです。本気でわくわくしたらそれは〝学び〟です。そして友だちと話し合う中で豊かになっていくのです。話し合いしたままでは共通理解になったのかわかりません。話し合ったことを見える化して書き出したり、表にして整理してあげるのは保育者の腕の見せ所です。私はピザ屋さんに行きました。配達に出かた後の店で細かなものを整理しながら店番をしているHちゃんに気がつきました。どうしても配達している方に目がいきがちですが、店番がいるから配達に出ることができるんですよね。

この年の子どもたちだからこそ生まれる保育を子どもたちと一緒に考えていくことが私たち保育者の役割りと考えています。

 

寒くなりましたね。温かいものをいっぱい食べてお体を大事になさって下さい。

園長 千代田正美