11月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

台風15号・19号等により被害にあわれた皆様の早い御回復と復興を心よりお祈り申し上げます。園では事務室カウンターに募金箱を設置しております。

強くて大きいと予報されていた台風15号は、いったいこの地域ではどの位の雨をもたらすのか情報を集めるのと同時に、どうにか子どもたちと教員らが目標としてきた12日に開催出来たらという願いを持ち続けました。保護者の方には前日までお弁当の準備やおじい様やおばあ様を招待するタイミングなど、やきもきさせてしまったことでしょう。

幼稚園の窓一面にゆれていた子どもたちの作ったてるてる坊主の力が効をそうし、束の間の晴れ日13日に各家庭と地域に被害がないかの確認後、運動会が開催できたことはとてもラッキー

でした。14日は雨が降ってしまったので延期した幼稚園からはうらやましがられた位です。

少々風が強い中、子どもたちにたくさんの御声援と拍手をありがとうございました。やっぱり運動会は外がいい。やっぱり神戸っ子はお日様がよく似合う。お寄せいただいた感想の中から御紹介します。

〇年少組

・一生懸命私の元に走ってきてくれる姿や、お友達と頑張っている姿、手を大きく振って行進している姿など、そのすべてに子供の成長を感じとても感動致しました。途中、眠くなってしまい、うまくいかなかったところもまた良い思い出です。祖父母も観に来ていましたが、本当にいい幼稚園だねと話していて、走る前の名前を呼ぶ点や演出も素敵でした。

・晴天の中、開催する事が出来ました。何週間も前から子供達が一生懸命練習をしているのを見てきたので運動会が出来た事が何より嬉しかったです。最初の種目のかけっこで、私の顔を真っすぐ見ながら、走ってきてくれたあの顔はこの先ずっと忘れられないと思います。

〇年中組

・行きたくないなぁ、疲れちゃうから嫌だと言っていた年少の頃とは一転、家でダンスの練習や行進の練習をしたり、運動会を楽しみにしている様子が伺え、気持ちの成長を感じました。本番のダンスではとびきりの笑顔を見せてくれ、この楽しんでやっているという事実が、親として最も嬉しく感じました。

・神戸幼稚園の運動会は素晴らしいです。“大人が感動する運動会”ではなく、保育者のあたたかいまなざしや、愛情に包まれたなかで、子ども達がのびのびと力をあわせて頑張る姿に神戸幼稚園そのものを感じた気がします。年長さんのぱるばるーんは最後、胸がいっぱいになりました。家に帰ってきてから、娘が「なんで運動会頑張ったかわかる?」ときいてきたので「何

でかな?」とたずねたら「お母さんにほめられたいから頑張ったんだよ」と言われ、子どもの純粋な心を感じました。

〇年長組

・子ども達に関しては、チームで協力し合う姿勢、責任感、一番を目指したいという競争心、どれを取っても年少組の頃と比べ格段に成長しているなと感じました。校庭に立つ真剣な表情をした息子の姿はとても頼もしく見えました。子ども達と共に盛り上げようと、保護者や先生方も一丸となっている光景は本当に素晴らしいものでした。

・運動会の練習が始まると、降園後の娘からは、パラバルーンやダンス、リレーの話題が止まりませんでした。時には「組体操で二段ベッドをやるから練習したい」と言い、主人や私に説明しながら一緒に練習していました。これが実際にやってみると、思っていた以上に大変で、こんなこともできるようになったんだと、子供たちの成長を改めて感じました。最後のリレーでは、走者は全力で走り、その他の人は「頑張れ!頑張れ!」と大きな声でチームを応援する姿に感動しました。全員ハプニングなく走り切ることができてホッとしたら、思わず涙が出ました。

・パラバルーンはその姿を見ているだけで産まれてから今日までのことが思い出され涙が止まりませんでした。本人の心にも運動会で自分が頑張ったこと、お友達と一緒に力を合わせたことがいつまでも残っていてほしいです。

年長組演技「ゆうぎパラバルーン」では退場の際、会場より「感動した!!」の声が上がったそうです。

お父さん・お母さんが一生懸命育てたお子さんは集団の中で学び会い・支え合い・競い合い・認め合い・喜び合いこんなに大きくなりました。子育ては迷うこともありますが、涙が出るほど喜ばせてくれるのも子どもです。

これからも園行事を通して「子育てっていいものだな」をたくさん感じて下さい。

気温が低くなってきました。

お体お大事に。

園長 千代田正美