6月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

入園・進級に関して戸惑いが多かった4月が過ぎて、少し慣れたなと思ったらゴールデンウィークでリズムが崩れてしまったのではないでしょうか。休みが明けた日からまた4月当初に子どもの様子が逆もどりして、特に年少の保護者の方はさぞかし不安になったことでしょう。そのような慌ただしい毎日の中でも確実に季節は過ぎて初夏を迎えています。

太陽が高くなり熱っぽく子どもたちに注ぎ、園庭では裸足の子どもたちが歓声をあげてどろんこ遊びに夢中です。

年少組は家では経験できない園庭でのダイナミックなどろんこ遊びに目をぱちくりしています。ポンプから溢れ出す水を触っては小踊りしてはしゃいでいます。

年中組は泥や砂に水を混ぜて、いろいろな固さを作りあげて、料理に仕上げていきます。軍艦寿司・カレー・グラタン・ケーキが花や葉で装飾されて、どれもいい香りがしてきそうでした。

年長組はもっぱら川とダムと温泉づくりです。高低をうまく考えながら大型シャベルで掘り進め、ポンプを力強く押して水を流していき、その中で「もっと川を広くしよう」「水が溜まるようにしよう」「溜めるためにはどうしたらいいのかな」アイディアを出し合い、力を出し合い、協同的な遊びが展開されています。

私は子どもたちが単に遊ぶのではなく、「遊び込む」状態をつくり出すことが幼稚園の役割と考えています。何よりも遊んでいる中でおもしろい!と感じ、やってみたい!と思い、その過程で試行錯誤し、どんどん子どもたちの中で広がっていく姿が望ましいと思います。幼児は遊びの中で知的な意味や社会性を身につけていきます。それを1人1人確かめながら援助するのが保育者です。その遊んだ証・勲章が体操着についた泥んこです。

「こんなに真っ黒!」「おちなくて困るのよね!」の気持ちもよく解りますが、まずは「たくさん遊べたね!」と誉めてあげて下さいね。泥んこ遊びは確実に子どもたちの五感を刺激して、心を優しくしてくれています。

 

園長 千代田正美