9月園だより

当初、水不足が心配されていたこの夏ですが、雨のおかげで何とかしのぎ、夏らしい夏となりました。熱中症が心配される日も多かった中、皆様大きな病気やケガもなく過ごされて、元気な子どもたちが始業式に揃ったことを、大変嬉しく思います。各御家庭に楽しい夏の思い出はできましたか。
我が家は長女が受験生のため、泊まりがけで出かけることも出来ず、夏休みは淡々と過ぎていきました。ただ1日だけ、私の休日と娘の都合のよい日があり、2人で「ぶらーり途中下車の旅・秩父鉄道」をしてみました。秩父鉄道は羽生市羽生駅と秩父市三峰口駅を結ぶ路線です。以前、娘が練習試合のため乗車した時、SUIKAもPASUMOも使用できず、切符を購入したことで非常に興味を持ち、終点まで乗ってみたいとの希望があったからです。特に印象深かった駅は、『長瀞駅』天然氷のかき氷を2時間並んで食べました。ふわっふわで口どけもやさしく美味しかったです。『秩父駅』名物秩父手打ちそば屋のおばあちゃんが、私たちの席にずっと座って、楽しい話をたくさんしてくれました。にぎやかなおばあちゃんと出会い、おいしくいただきました。駅舎にはたくさんの風鈴が飾られて涼風をよんでいました。『影森駅』ホームの1番奥にある駅長室はレトロ感いっぱいで、思わず記念撮影。そして岩魚寿しをほおばりました。『三峰口駅』目の前に山がせまり、威厳を感じました。身近な小さな旅でしたが、道中どきどきする心は大切だなと思いました。子の目と親の目は見えているものが違うものです。もちろん感じていることも違っているのでしょう。お互いの心に余裕がある時は、何を見つけたのかなと、寄り添えることができます。大人が子の目にどきどきする日があってもいいですよね。2学期はこのように親のどきどき感が膨らむ園行事がたくさんあります。お楽しみ下さい。

「大人は誰もはじめは子どもだった。しかしそのことを忘れずにいる大人はいくらもいない。」これは、星の王子さまの作者サンテクジュベリの言葉です。

残暑厳しく、夏の疲れが出る頃です。皆様お体を大事に過ごされて下さい。
お子さんの睡眠は充分にとるように心がけてください。

園長 千代田正美

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