3月園だより

3学期の保育参観にはたくさんの方に御出席を頂きまして、ありがとうございました。
劇ごっこを参観する保護者の方々の優しい眼差しに会場は包まれていました。
この1年間には、親も子も楽しかったこと・悲しかったこと・成功したこと・失敗したこと・涙したことといろいろあったと思います。その1つ1つの出来事に心を動かし、積み重ねたことがお子さんを成長させたのです。
「大きくなったね」と何度でも抱きしめて、誉めてあげて下さい。

年少組劇ごっこ「さるかに合戦」のキーワードは「やったぁー!!」。
子がにに扮した子どもたちが総揃いしたオープニングの場面は可愛かったですね。
1人2役で子がに・はち・くり・うすになり、意地悪さるをキャッキャッとやっつける場面は、担任の先生とじゃれながら楽しく過ごしてきた日々が重なっていました。この場面で楽器を使用したのも効果的でしたね。
家でのお母さんと園でのお母さん先生。
自分たちを命がけで守って励ましてくれるどちらのお母さんも、子どもたちは1番大好きです。

年中組劇ごっこ「ピーマンマンとかぜひきキン」のキーワードは「がんばれ」。
若い!かわいい!篠島先生のピーマンコスチュームに視線がいくのも束の間、元気な子どもたちの声に、ステージは更に明るくなりました。年中児は正の感情と負の感情が細かく枝分かれていく時代です。
1日の中でもはちゃめちゃに元気な時と、親に対等に文句を言い譲れない時もでてきます。
劇中に1人立ち、自分の名前を言う場面がありました。練習では間違ったら嫌だの気持ちが前面に立ち「できない」「やらない」を乗り越えて本番につながっているのです。
「いやだ」はやろうとしている気持ちの裏返しです。「がんばれ」と声をかけてくれるお母さんの港さえあれば、子どもは力強く沖に向かってこぎ出します。

年長組劇ごっこ「まほうがっこうの子どもたち」のキーワードは「チャレンジ」。
子どもたちが劇中で1人ずつ発表した魔法のほうきに乗って行きたい国は、個性が出ていて面白かったですね。夢や希望は若者の特権です。これからも大事にして欲しいです。そしてその向こうには、この魔法学校のように、いくつかの試練が与えられ試される時があるでしょう。
「だめだ~」とうなだれている時に、助けてくれるのは、お父さんお母さんと仲間です。
劇中で「がんばれ がんばれ さくら組!」と客席からの応援したお母さん方の声は、涙と共に、思いがあふれ震えていた方もいらっしゃいました。
次のステージは目の前です。勇気を持ってチャレンジする小学生になって下さい。

会場のどの親子さんを見ても、幸せに満ち溢れていました。
幼稚園に通う良い所は、子育て中の親が自分達の「幸せ」に気づけるところかもしれません。この「幸せ」は子どもたちにお父さん・お母さんが日々愛情をふり注いだからこそ生まれる感情なのだと思います。
お子さんの成長はもちろんですが、父も母もがんばったと誉めて喜んで下さい。

「神戸幼稚園は子どもたちとその家族のパートナーとなれる幼稚園を目指しています。」私が4月の園だよりで皆さんにお約束したことでございます。
神戸幼稚園に通い、過ごす中で、「子育ては楽しい」「神戸幼稚園に入園してよかった」と思える場面がおありになりましたか。
どうかその場面を大切に心に残して下さい。そして皆様にとって、不都合であったことは、私の至らぬところでございます。きっと次に生かして参ります。

希望にもえる季節に、更に大きく羽ばたいて進級・進学を迎えてほしいと願い、園児ひとり、ひとりの頬を撫でています。