10月園だより
どんよりした空と雨続きの9月でしたが、やっとこのところお日様が盛り返し、園庭では汗をかきかき「運動会ごっこ」と称して、子どもたちの運動会へ向けての取り組みが続いて います。
年少組の子どもたちは、「先生や年長組のお兄さん、お姉さんたちは、うんどうかい、うんどうかい、と張りきっているけどいったい『うんどうかい』って何だろう。」ともっぱら マイペースですが、いざ かけっことなるとかわいいお尻をプリプリ振りながら、元気よく走っています。見所は久木宮先生と岡田先生手作りの衣装を着けたアヒルのダンス。お尻を叩きながら真中に集まってくるところ。親子競技では自分の顔よりも大きなおにぎりを運ぶところが何とも愛くるしいです。
年中組のテーマは「海に行ってサーフィンの修行」何ともスポーツ好きの篠島先生らしいですね。遊戯の中には波乗りポーズやいろいろな泳ぎがでてきます。中でも背泳ぎを2人組 で支え合ってするところはほんと可愛いです。親子競技では、お父さん、お母さんの背中で泳ぐ子どもたちが、ユーモアたっぷりです。今年度からかけっこの走る距離も長くなり、大張りきりのうめ組さんです。
年長組は泣いても笑っても幼稚園最後の運動会です。「One For All All For One」(ひとりはみんなのためにみんなはひとりのために)を象徴する競技ばかりです。組体操・パラバルーン・リレーなどは最たるものです。熊川先生中心にリレー前の各チーム作戦タイムなどは自分だけが良ければいいとか、自分だけが力を抜いてもわからないとか、これらは通用しないことを確かめあっています。苦手でもがんばり、その気持ちがまわりに伝わり、友だちが駆け寄って来てくれる光景、これがいいのです。人が感動するということは結果ばかりでなく、気持ちが伝わるからなのです。オリンピックを見ていてもそう思いました。
運動会や数々の園行事は、我が子が成長したなぁ・学んだなぁ・ということを実感して頂くためにあります。子ども同士を比べるためにあるのではありません。お子さんの息使い・表情・蹴り上げる足などを見て、心で感じてあげて下さい。そして子どもながらにがんばっているなぁと心が動いたら、大きな拍手を送り抱きしめてあげて下さい。
運動会当日は晴れますように。
園長 千代田正美