11月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

「去年と比べて・・・・」「いつもと違って・・・・」の会話が家庭でも園でも繰り返されている毎日です。冬場に向かって感染が拡大するのではないかの予測もある中で、園では感染予防対策を取りながらの保育が続いています。保育参観・運動会などの行事も、保護者の皆様の御支援・御協力のもと子どもたちの主体である取り組みが実施できたことに誠に感謝しております。

御感想の中からいくつか御紹介いたします。

〇年少組

・普段はあまり見ることが出来ない、息子のかけっこでの真剣な表情が印象的でした。

いつもの運動会とは違うカタチでしたが息子の表情を近くで見ることができ、思い出に残る運動会でした。

・慣れない場所で緊張しながらも一生懸命参加している娘の姿をみて感動しました。

ライブ配信では3方向から撮ってもらえたので自宅で見ていた主人もとても見やすかったと喜んでいました。

先生方のご指導、準備、当日の素晴らしい段取りのおかげで無事に終えることができました。

ありがとうございました。

〇年中組

・台風と雨で運動会自体なくなるかも・・・・と思っていたけど、当日どんどん太陽が出てきて、子供と2人で歩きながら「晴れてきたよ!信じられない!」と言いながら笑っていました。

本番でダンスを踊っている時の我が子の顔がとてもキラキラしていて、練習をすごく頑張っていたんだなというのが伝わってきたし、家に帰ってきてからも「私頑張っていたでしょ!すごかったでしょ!」としきりに言っていたので成果を発揮できる場所があるというのは子供達にとって、とても大切な事なんだなと感じました。

・昨年からの成長にただただ驚きました。「くまさんたいそう」すら上手にできなかった年少さんだったのが、1つずつの動きがはっきり大きくできるようになり、何より本人が楽しそうに取り組んでいたことが嬉しかったです。数日前から「運動会のことで心がいっぱいなの」と、とても楽しみにしていたので、無事できて本当によかったです。ライブ配信も遠くに住む祖母が見て大変喜んでおりました。

〇年長組

・子供たちは〝成長〟というものがとても感じられました。年少・年中の時より、丁寧に取り組む姿勢、先生の言葉を理解する力、嬉し涙、悔し涙、全てが1.2年前より格段に成長していました。去年パラバルーンやリレーを見たときに、来年こんなことができるのかなぁと思っていたことが嘘のようです。みんな年長さんにふさわしい演技をしてくれました。記録よりも記憶に残そうと、できるだけ自分の目で見ました。母に撮ってもらったビデオを見ると泣けてしまうのでまだ見られません。昨日のことを思い出しながらまた泣けてきます。本当にありがとうございました。

・一つ一つの競技に全力で楽しそうにやっていた姿が誇らしいです。練習の時、「ママたちには内緒のことがあるんだー」と絶対に内容は口を割らずに、どんな事が起きるの?とワクワクしていた所、花束を後ろにかくして「どう?」というなんともいえない顔で演技していて、受け取る前から親の方が泣かずにはいられない演出でした。サプライズという先生との約束を最後まで守りぬき、成功させた子どもたちに感動しました。リレーでは、いつも赤チームに勝てない、今日は黄チームにも負けて3位だったと日々の経過をきいていたので、本番での1位は、心の底から「よし」と思えるものでした。順位をつけることは、必ず最下位が出てしまいますが、黄チームの涙は、とても素晴らしいものでした。悔し涙は、なかなか経験できるものではないですよね。これでクラスがまた一致団結していけるといいですね。

10月28日(水)にさいたま市幼稚園協会オンライン研修会において汐見稔幸教授(東京大学名誉教授)の御講演を教員皆で学びました。

テーマは「歴史の流れに竿をさす保育をめざそう」―コロナとSDGsの時代にです。

SDGsとは国連サミットで決まった「持続的な発展のための目標群」のことで17の目標があります。196ヵ国が一致して決めたものです。(目標については別紙)御講演の中で1番心に残ったフレーズは『身の丈に合った人間の幸せ』でした。これ以上地球を痛めることない毎日。人を能力で区別しない毎日。SDGsと聞けば難しく感じられますが、いえいえ日々生活の中に実行できることがたくさんあるのです。バランスの良い食事を考えている・ビニール袋のゴミを増やさないように考えている・地域のお子さんたちと平等に遊んでいるなどです。今、育てているお子さんが、次の世代を生き抜くために、今、どのようなことができるか。家族で話してみるのも良いですね。

季節の変わり目で寒暖の差が大きい毎日です。どうぞお体を御自愛下さい。

園長 千代田正美