3月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

3学期の保育参観にはたくさんの方に御出席を頂きまして、ありがとうございました。

劇ごっこを参観する保護者の方々の優しい眼差しに会場は包まれていました。この1年間には、親も子も楽しかったこと・悲しかったこと・成功したこと・失敗したこと・涙したことといろいろあったと思います。その1つ1つの出来事に心を動かし、積み重ねたことがお子さんを成長させたのです。「大きくなったね」と何度でも抱きしめて、褒めてあげて下さい。

〇年少組感想より

・子供ってかわいいなぁと心から思える時間でした。保育参観を見ると成長もよく見え、先生に向けるまなざしや態度が皆それぞれに先生を信頼して大好きでついていっているんだなぁというのが、以前よりはっきり見えるように感じ、嬉しく思いました。

・普段はふざけてばかりの娘が、本番当日は珍しく緊張した面持ちで幼稚園に入って行きました。幕が開いた瞬間、「ちゃんとやろう」という気持ちがみなぎった様子に、何だか感動してしまいました。集中力が続いたのはほぼ前半だけでしたが、それでも最大限頑張ったと思います。いつも何かとふざけるので叱りがちですが、もっともっと、娘のことを認めてやらないといけないなぁと感じました。

〇年中組感想より

・ひよこらんどで名前を呼ばれても返事ができなかった事、年少のはじめての参観日に「はい」と返事したあと少しほっとした表情をみせたことを思い出しました。周りのお友達が力を合わせて楽しんでいる環境に多くの刺激を受けている様に感じました。

・子どもたちのがんばる姿に感動しました。以前より動きや声もそろっていて、発表するぞー!という気持ちが伝わってきました。自分の子以外の成長を感じられて、うめ組全体としてチームワークをもってがんばっているんだなと思いました。

〇年長組感想より

・今日の保育参観は、園長先生からのお話からもあったように、心が動く瞬間が何度もありました。鉄棒の挑戦は私たち親子とてもいい経験になりました。

これほど長い時間をかけて親子で取り組んだ事も、励まし応援し続けたことも今までなかったように思います。

ある日息子がいいました。「今日○○くんができたんだよ!すごいよね!いっぱい練習してたもんね!嬉しいね!」一人はみんなのために、みんなは一人のために。

他の子をうらやましく思うのではなく、自分のことのように喜ぶ真っすぐな気持ちの息子に私も教えられたような気がしました。

・劇の中では、できるできないに関わらず、全員が今自分のできることを一生懸命発揮し、それを応援し合う姿が本当に印象的でした。誰にでも得意不得意はありますが、その中でも精一杯努力することの大切さに気づくことができたのではないかと思います。

会場のどの親子さんを見ても、幸せに満ち溢れていました。幼稚園に通ういい所は、子を介して親が自分達の「幸せ」に気づけるところかもしれません。その「幸せ」は子どもたちに愛情をふり注いだからこそ生まれる感情なのだと思います。

お子さんの成長はもちろんですが、父も母もがんばったと喜んで下さい。

「神戸幼稚園は子どもたちとその家族のパートナーとなれる幼稚園を目指しています。」私が4月の園だよりで皆さんにお約束したことでございます。神戸幼稚園に通い、過ごす中で、「子育ては楽しい」「神戸幼稚園に入園してよかった」と思える場面がおありになりましたか。どうかその場面を大切に心に残して下さい。そして皆様にとって、不都合であったことは、私の至らぬところでございます。きっと次に生かして参ります。

希望にもえる季節に、更に大きく羽ばたいて進級・進学を迎えてほしいと願い、

園児ひとり、ひとりの頬を撫でています。

             園長千代田正美