12月園だより

神戸幼稚園 園庭からみる園舎

しっとりした雨が降る度に、気温が下がり、長い冬に入っていきます。乾燥も続き、風邪もひきやすくなります。各御家庭で体調管理を十分なさってください。
先日の参観には多数御出席いただきましてありがとうございました。無情にも雨降りのスタートでしたが、昼過ぎには止み、教諭で園庭の水たまりの水を吸い、砂を敷き、整備して、年長組が運動会で果たせなかった競技「1年生になったら」をすることが出来ました。またどの学年の子どもたちも、音楽会でのちょっぴり緊張した様子と、もりのたんけんコーナーでの親子触れ合いのはじけた笑い声の様子がありました。皆様の御感想の中からいくつか御紹介させていただきます。

年少組 初めてのステージ発表でした。幕が開いて子が親を探し、親が子を探す眼差しの瞬間が何ともいい瞬間ですよね。
「それぞれの個性が光る、微笑ましい発表でした。自分の子どもについて言えば、言いたいことは沢山ありましたが、まずは歌詞をしっかり覚えて大きな声で歌えたこと、振り付けも完璧に最初から最後まで集中してパフォーマンスができたこと、それだけでも満点なのだと思い直し出来た部分について思い切り褒めました。
「幼稚園の話をほとんどしない息子が、手話をまじえて歌ったりする様子を参観前からみており楽しく練習しているのを感じました。実際に参観の時は一生懸命やっている姿を見て成長を感じ、小さいながらたくさんの経験をしているのだなと思いました。」

年中組 やんちゃな年代の子どもたちですが、「やる時はやるぞ!!」の気合いの入った顔が並び、たくましく成長している姿が垣間見られました。長い歌詞をよく覚えましたね。
「今回の参観も元気一杯の姿を見せてもらいました。特に北風こぞうのかんたろうのヒューヒューヒュルルンの部分の振り付けが全力すぎて、北風じゃなくて台風になりそうで笑ってしまいました。」
「朝から<髪型がイヤだ>駄々をこねていた娘に怒ってしまいました。一生懸命歌っている姿を見て、もしかしたら私達に自分の一番カッコイイ姿を見せたかったのかなぁ 自分を反省しながら成長するにつれて、ただ歌うという事でなく、どうやったら上手に歌えるか、よろこんでもらえるかなど自分で考えているのでしょうね。私も親として成長させられました。」

年長組 ♪あの青い空のようにを歌う頃には、空までもが青く澄み渡り、子どもたちを応援してくれました。大好きなお父さん・お母さんに届ける気持ちで歌ったうたは心にしみましたか。間近で踊ったフィナーレのダンスはお子さんの息づかい・鼓動が感じられたことでしょう。
「舞台に上がる前、とても緊張した面持ちで、いつにも増して、みているお父さん・お母さん達に精一杯やって来た事を伝えて発表したいという気持ちがすごくよく分かりました。今までの皆とのつながりや学んで来た事が1つ1つ形となって成長していると実感しています。目に見えない何かを手探りに親の方もしっかり見守って支えてあげて行きたいと思います。
「ステージに背すじをぴっと伸ばし、全員が熊川先生を見つめ立つ姿は本当に立派で、もうすぐ一年生になるのだなぁと実感させられました。こうやってあっという間に成長してゆくのですね。歌も年少さんの頃のどなるような声とほど遠い、まさに合唱でした。素晴らしかったです。ゲームはどれも先生のアイディア満載で、子供達も親も楽しませて頂きました。愛情たっぷりの企画を毎年ありがとうございます。

人間は自分のためと思うと、なかなか力を出せないのだ。人は「誰かのために」と思うことで、初めて力を出すことができる「だいじな人のために」ということです。
これは私の好きな文章です。子どもたちは大好きなお父さん・お母さんのためにがんばりました。子育てっていいものですね。

園長 千代田正美

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