5月園だより

熊本地震により被害にあわれた皆様の早い御回復と復興を心よりお祈り申し上げます。
園では事務室カウンターに募金箱を設置しております。

過日4月19日に、年中組・年長組とで大宮公園氷川神社に園外保育へ行きました。公園の桜はもうすっかり葉を繁らせ、緑のトンネルを作っていました。

入園・進級から1ヶ月が経とうとしています。園庭ではポンプからほとばしる水の音と子どもたちの歓声が広がって毎日元気に過ごしています。

年少組はお弁当が始まりました。子どもたちはそれはそれは楽しみにしていたものですから、朝登園するなりお弁当をリュックから出して食べようとしていたお子さんも数名いましたよ。「おいしいー」「ぜーんぶたべた!」の大合唱が部屋中に広がりました。

年中組は1クラスの人数も多くなり、階段を上がった2階が教室となり環境が大きく変わりました。1つ大きくなった喜びと、反面、1つ大きくなったからこそ味わうとまどい(・・・・)も感じている様子です。園庭にはおすし屋さんも開店し、つつじの赤い花びらをのせた、ちょっと大きめな軍艦巻きが大人気です。

年長組は、年長組にしか使えない長い柄のシャベルを2年間待ってやっと手に入れました。川を掘り進んで、水を流し、裸足でかけぬければ得意満面です。
土と水とお日様は子どもたちの成長に欠かせない教材です。1ヶ月登園時に新入園児の年少組を玄関まで上手にエスココートしてくれたので、新しい水道管ををご褒美に渡しました。「小さい子はかわいかった」「あったかかった」「手が小さかった」などの感想を言っていました。私からは「1つ大きくなって強くなるということは、小さい弱い人に親切に優しくなれることです」ということも伝えました。

土・日明けの月曜日やゴールデンウィーク明け、夏休み明け、などは必ずといってよいほど4月のこの頃の様子に戻ります。この様子は悪いことでなく、子どものありのままの姿です。保護者の方も受け入れてあげて下さい。慣れたなぁ、しっかりしたなぁと思ったらまたもとに戻っているように感じられると思いますが、大丈夫。お子さんはそれをくり返す中で確実に成長しています。いつでも元気に「いってらっしゃい!」と送り出してあげて下さい。

どの学年も、その学年らしい集団生活を送るために、何をどのように要求し、どんなことを我慢しなければならないか理解していくことでしょう。

園長 千代田正美

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