7月園だより
過日の保育参観には、たくさんの保護者の方に参加して頂きましてありがとうございました。
年少組の子どもたちはお行儀良く、保護者の方を教室に迎え入れ、待ちきれなくて開始時間を早めてしまった位でした。(間に合わなかった方、本当にごめんなさい。子どもたちをあれ以上、待たせるのが難しかったので)保護者の方が入場しても誰も駆け寄ることなく、お父さん、お母さんに手を振る余裕さえありました。担任の先生の呼名に対しても、1人1人が元気に返事をして、友だち全ての返事が終わるまで立っている姿を見ると「ああ幼稚園に入園したんだな」と実感が沸いたのではないでしょうか。足を揃えて、背中を伸ばして中指をピンと手を挙げて「はい。」と答えるかわいい姿を、保護者の方は目と心の中で大事にして下さい。
『4月に入園してわずか2か月で、イスにすわっていられるようになったり、名前を呼ばれて返事ができるようになったりと、子供たちの成長がみられて感激しました。家でも、毎日、先生がマイクをポンポンとたたき音が出るかチェックするところから真似をし、クラスの子の名前を順に呼んではお返事をしていましたので、幼稚園での練習が体にしみついていたのかなと思いました。』(年少組感想より)
イベントに向けての練習も、先生の真似っこをするなど遊び感覚で楽しんでいるのですね。
年中組の参観はあいにくの雨のため、ホールでの体操でしたが、子どもたちとの距離が近い分、息遣いや表情、鼓動が感じられたことと思います。運動は苦手意識が強いお子さんもいます。友だちのやり方を真似たり、友だちに応援されたり、専門の先生に具体的な体の使い方を指導受けたりすることで、自分からやってみようの気持ちが湧くはずです。
『本日、歌を大きな声で歌い、楽しそうに体操をし、お友達と仲良くする子供を見まして、年少の時とは違う、周りを見る事が出来る様になってきたんだなと感じました。先生の言っている事、やらなければならない事を耳で聞いているんだなと感じました。今後は自分で考えて先生のご指示に従って動けるようになっていくのかなと、楽しみになりました。ありがとうございました。』(年中組感想より)
何事も「好き」になるチャンスは、感動する場面にいつ出会うかという、タイミングなのですね。
年長組は体も大きくなり、動きのスピード感もついて、保護者の方との体操でもずっしりと成長ぶりを感じられたことと思います。指示されたことを考えて体に伝えて運動するという繰り返しの学びは豊かな体力となっていくことでしょう。鉄棒では個人技よりも友だちを応援する無邪気な声に、心を打たれた方も多かったことと思います。おとうさん、おかあさん、友だちから勇気をもらって取り組み、前へ進む姿は感動です。
『ビビりな娘が意外と鉄棒で腕力を発揮していてビックリ…大きな発見となりました。合唱はやはり、夢をかなえてドラえもんが強く印象に残りました。難しい歌詞をよく覚えたなぁ~と感心。幼稚園で習った歌は全て彼女の宝物になっています。』(年長組感想より)
出来たか出来ないかということよりも、その時間を仲間とどう過ごしたかが、人として豊かになるための大切なことなのです。
園長 千代田正美