3月園だより
3学期保育参観には、御出席をありがとうございました。新型コロナ感染対策により、分散・短縮・人数制限での開催に対し、御理解・御協力を頂きましたことを深く感謝いたします。
会場のどの親子さんを見ても、幸せに満ち溢れていました。保護者の方々は、当日セリフが言えたとか、逆上がりが出来たとかの結果でよかったと思っていたのではなく、そこに向かうまでの子どもたちの頑張りプロセスが浮かび、感動したのだと思います。劇ごっこでは出来なかった逆上がりが練習を続けて小学校3年生になってやっと出来るようになりましたと連絡を受けた卒園生もいます。子どもたちの挑戦は続いているのです。この1年間には、親も子も楽しかったこと・うれしかったこと・悲しかったこと・涙したことなどいろいろあったと思います。その1つ1つの出来事に心を動かし、積み重ねたことがお子さんを成長させたのです。「大きくなったね」と何度でも抱きしめて、褒めてあげて下さい。
幼稚園に通う良い所は、子を介して、親が自分達の「幸せ」に気づけるところかもしれません。お子さんの成長はもちろんですが、その成長を見守り続けた父も母も頑張ったと喜んで下さい。
希望にもえる季節に、更に大きく羽ばたいて進級・進学を迎えてほしいと願っています。
〇年長組劇ごっこ『魔法がっこうの子どもたち』感想より
*最後の試験の逆上がりでは自分の番の前はもちろん自分の番が終わった後もそれで終わりではなく、一生懸命応援する子が多 く、みんなで頑張って合格しようという気持ちが伝わって、とても良く素敵な劇でした。
*いつも通りできるかな。緊張というプレッシャーを背負いながらの逆上がり、ガンバレー!!のエール、どれもこれも皆でがんばってきたプロセスの表れだなと涙がこみあげてきました。がんばり続ける力を持つ、仲間を思いやり支え合う力を育むたくさん の事を親としても学ばせてもらいました。
*入園当初は小さな体で一生懸命な姿がただ可愛かったのですが、3年間でこんなにもたくましくなったんだと思うと感動で胸がいっぱいでした。最後の劇では逆上がりをやると知った時「〇〇には無理そうだな」と思ってしまったんです。でも練習を重ねて、園庭開放でも周りの友達と一緒に練習をして逆上がりが出来るようになり本当にびっくりし、親の予想を超えるパワーを子どもは持っていることを嬉しく思いました。
〇年中組劇ごっこ『ももたろう』感想より
*我が子は毎回、ステージ上から私を見つけるとニコニコ顔で手を振ってくれます。その無邪気な笑顔と対称に、このコロナ禍において様々な制限・我慢を強いられどこかピリピリモードで日々淡々と生活している自分がいました。これではいけない、コロナ禍であろうとどんな困難な状況であろうと、時と子供の成長はとまらないし、ならばもっと子供と向き合い楽しまなきゃ損だなとマスク姿でも楽しそうな子供達をみて思いました。
*「ももたろう」をやると決まった時から図書館で本や紙芝居を借りたり嬉しそうでした。当日の朝は「楽しみすぎて8回も起きちゃったよ」と言いながら向かいました。本人も「今日はパワー全開で頑張ったよ!昨日まではできなかったけど今日はできた!」ととても満足そうに話していました。
〇年少組劇ごっこ『おおかみと7ひきのこやぎ』感想より
*家でも私が園児になって、何回も練習していました。ダンスは私まで覚えてしまいました。
おおかみから、1人ずつ出てきて、先生に飛びつくところを見て先生とのつながりを感じました。
*家とは違った顔を見ました。皆と同じことをしている子どもを見て成長したなぁと思いました。
*当日に出来たか出来なかったでなく、そこまでにいろんなことが、子どもなりにあったのだろうなぁーと思いながら観ていました。たくさんほめてあげようと思います。
園長 千代田正美